けんぴあブログ

自然体で生きる

映画『ロック・マイ・ハート』感想

動画配信サービスで『ロック・マイ・ハート』を観ました。

2017年のドイツの作品です。

わたしは最近、大病を患っているとか、余命何ヶ月とか、命の期限を告げられた主人公の映画を観ることが多くなりました。

人間誰しもいつかはこの世を去りますが、「もし自分が大病を患ったら」「もし突然命の期限を告げられたら」残りの人生をどのように生きるだろうかと、よく考えたりするようになったからです。『ロック・マイ・ハート』もその中のひとつでした。

この作品は、先天性心疾患を患っている少女ヤナが、1頭の競走馬と出会い、騎手になって賞金獲得を目指すストーリーです。

タイトルのロック・マイ・ハートというのはヤナが出会った競走馬の名前です。その馬は調教師(ポール)でも手に負えないほどの暴れ馬でしたが、なぜかヤナにだけは心を開きます。

レーニングのシーンで、森の中を颯爽と走り抜けるヤナとロックは、武豊ディープインパクトを想起させる走りでした(競馬ファンならわかってもらえるかな?)😅

そして、ロックとヤナが仲直りをするシーンがあるのですが、ロックはヤナの言葉を理解しているかのような演技が印象的でした。

わたしはこの作品を観ていて気持ちは複雑でした。自分が親で、心疾患を患っている我が子に騎手になりたいって言われたら、やはり体を心配し反対すると思いますし、でも好きなことをやらせたいという気持ちもにもなると思います。

そして自分がヤナの立場だったら、ヤナのように「黙って心臓が止まるのを待つのではなく、悔いを残さぬようやりたいことをやる」という強い気持ちを持ちたいと思いました。

この作品はストーリー的に目新しさはありませんが、観ていると馬がとても可愛いいと思えたし、ヤナのように、馬と心を通わせて乗れたら気持ちいいだろうなと憧れました。

いろんな愛情や友情が詰まった心温まる良い作品だったと思います。
観てよかったです。