けんぴあブログ

自然体で生きる

映画『再生の地』感想

動画配信サービスで『再生の地』を観ました。2021年アメリカの映画です。

タイトルだけを見たときに、一昨年に引越しをした自分と重なる気がしたので興味を惹かれました。

この作品は、心に傷を負ったひとりの女性エディが、スマホを捨て、人里離れた山奥にある廃屋に移り住む物語です。

廃屋ですが眺めの良いのどかな場所で、人もいないから面倒な人間関係もない。私も、観ていて最初はそんな場所での暮らしに憧れました。

しかし、川へ水を汲みに行き、薪を割ったり、開墾して野菜を作ったり、いっけん楽しそうなことも、実際はそんな簡単ではない事を思い知らされました。熊と共存するのも、かなり怖いです。インフラのありがたみを痛感しました。

エディは山小屋暮らしに行き詰まり、凍死寸前のところを通りがかりの猟師と看護師に助けられます。その猟師ミゲルのテンガロンハットを被った姿が素敵です。

エディは辛い事があって、人との関わりを避けるために人里離れた山奥に移り住みましたが、結局、彼女を再生させたのは人の優しさや、思いやりだったことが印象深いものでした。

あっという間に終わった感じでしたが、この作品は、人間関係に疲れを感じたら、また観ようと思います。

雄大な眺望と登場人物に癒されました。