映画『犬部!』感想
動画配信サービスで『犬部!』を視聴しました。
この作品を選んだ理由は、犬派の私としては興味を引くタイトルでしたので観ずにいられませんでした。
内容は、獣医学部の学生が犬の殺処分ゼロを目指してサークルを設立し、保護犬の里親探しをするストーリーです。
この作品を観るまでは、保健所の殺処分対象の保護犬が、外科実習で使われていることとは知りませんでした。獣医学の進歩に貢献してきたとは言え、複雑な気持ちになりました。
出演しているわんちゃんたちの演技が素晴らしかったです。なかでも、大学の安室教授(岩松 了さん)が、颯太(林遣都さん)が保護した実験犬を引き取りにきたシーンでは、必死に抵抗する犬(ニコ)は、真に迫る演技でした。
犬たちは何も悪くないのに、人の都合によって増やされ、捨てられ、命が奪われているのです。
だから、人が変われば、犬の命も奪われなくて済むはずです。
それでも後を絶たないのは悲しいです。
この作品によって、「犬部」の若者たちのような考えが広まり、センターに行く犬なんて、居ない世界になってほしいです。
主題歌も良かったです。