けんぴあブログ

自然体で生きる

【転職】霊園管理の仕事について


霊園管理の仕事は多岐にわたります。
わたしの勤務経験を綴り、この仕事に就こうと思われている方や興味が御有りの方の参考になれば幸いに存じます。

清掃、設備管理

  • 草取り、落ち葉掃き
  • 水汲み場の清掃、ひしゃく・手桶など管理
  • 管理棟、ホール、トイレなどの清掃
  • 植栽管理

経験談
外の仕事は当然ですが夏は暑く冬は寒いです。夏の草は取っても取っても生えてくるし、秋の落ち葉は履いても履いてもすぐに散らかりますが、終わったときは綺麗になり気持ちが良いです😅

水汲み場の整理整頓をしますが、用具などが風で飛ばされたり、お客様により、使用後、所定の場所に戻されておらず、あちこちに置かれたままになっていますので片付けます。用具がきちんと整頓されていると気持ちが良いです。

花の定植や草取りは、斜面だったり、ずっと、しゃがみ込んでの作業だったので足腰がきつかったです。
でも、作業が済んだところを振り返った時には達成感が感じられました。

わたしの居たところは大量の樹木伐採があって、根っこを掘り出したり、ブロックを積むような土木作業は、砂やセメント運びが体力的にきつかったです。

法要の準備、補佐

  • 祭壇の準備を準備します。宗派によって仏具の置くものが違ったり、置き方が変わったりします。
  • お客様が持参された、お位牌、遺影、お花、お供物を預かり、祭壇に飾ります。お花は茎の長さを調整したりします。
  • 法要はホールや墓前で行ないます。墓前の場合で、雨天のときはテントを設営したりもします。
  • 納骨があるときは拝石(納骨室のフタのこと)の目地を取り除き、開けられるようにしておきます。(石材店がおこなう場合もあります)納骨は、お骨をお預かりしカロート(納骨室)の中に慎重におこないます。

経験談
祭壇や墓前の飾り方で、仏具の置き方など宗派などで違いますので、仏具の名称も覚えて、慣れるまでは画像やメモを見ながらでした。わたしが居たところは3~4通りくらい覚えれば大丈夫でした。
もし、わからなければ住職に聞いても教えてくれました。

法要は、お客様と直に接するので、「ありがとう」と感謝されたときは、やりがいを感じます。

拝石はかなり重いですので、指を挟んだり、倒して壊さない様、十分注意をしなければなりません。

管理事務所

  • 法要の受付…お客様からフォーマットにそって、日時、宗派、戒名彫刻の受注、参列者の人数、ホール使用の有無、お花、供物、お食事の受注などを伺い受付します。住職のご都合、ホール使用の場合は空き状況、スタッフのシフトなどから調整します。
  • 墓誌の追加彫刻…お客様から戒名を聞き、石材店に原稿の作成や施工を依頼します。
  • 管理費の収納…振込みではなく持参する方もいらっしゃいます。
  • お花やお線香の販売
  • 墓石の販売…こちらは石材店がおこなうことが多いですが、パンフレットをお渡ししたり、霊園の規則、使用料などの説明をおこないます。

経験談
とくにお客様が多いお盆やお彼岸などは、管理費や売上金の集計が大変でした。クレームの種類としては、「掃除が行き届いていない」「雑草が生えてる」「管理費が他の霊園と比べて高い」などが主でした。特に管理費については、私に言われてもって感じで辛かったです😅

送迎業務

  • マイクロバス送迎…日曜日、祝日のみですが、最寄り駅から霊園間を定刻で1日4便の送迎をおこないました。

経験談
定刻で動いているのにもかかわらず、「置いて行かれた!」と管理事務所に電話がかかってくることが少なくありません。時間はみんな同じだと思いますが…😅
もちろん、「ありがとう」と感謝されるとやりがいを感じます。

転職などで霊園管理のお仕事を検討されている方へ

わたしの場合は、これらすべての業務を経験しましたが、職場によって働き方は様々だと思います。一般的には植栽管理・清掃業務の外勤と管理事務所の内勤は、それぞれ募集が別だと思いますし、また、樹木の選定、土木工事なども専門業者がやるのが一般的ではないでしょうか。

職種によっては専門用語や作法、マナーを習得する必要がありますが、わたしは、祭壇のセッティングや法要の手順などは、いつも頭の中ででイメージトレーニングをして覚えました。

外の作業はふつうに体力的に大変ですし、内勤やホールスタッフはお客様と直に接するのでプレッシャーは感じましたが、お客様からの「ありがとう」のお言葉は励みになりました。
霊園管理のお仕事は多岐にわたり大変ですが、やりがいのある仕事だと思います。