宝くじで100万円! 運が良いのか、悪いのか。
先日、年末ジャンボ宝くじの当せん番号を確認していたときに、
昔のエピソードを思い出しました。
もう20年以上も前の話ですが、
よく遊びに行く、知り合いのお婆さんちがありました。
行くと、いつも夕飯を作ってくれたりします。
スパゲッティやらカレーやらを、今で言うデカ盛りで。
おそらく、その頃から太り始めたと思う😅
私も、お婆さんに頼まれて力仕事を手伝ったり、
おつかいに行ったりしていました。
持ちつ持たれつである。
第2の実家のようなところだった。
年末のある日、
「もし〇億円当たったら、家を建てたい~」とか
「車は〇〇がいいな~」とか
私は決まり文句を語っていた。
そしたらお婆さんが、
「私にも年末ジャンボ宝くじを買ってきてくれる?」と言った。
私は何の気なしに、「いいよ、何枚?」と聞いた。
お婆さんは、「じゃあ、バラを30枚お願い」とお金を差し出した。
翌日、私は宝くじを買いに行った。
購入した場所は、行列ができるような有名な売り場ではない。
ほとんど客が来ないような小さなタバコ屋だ。
私の分のバラ20枚と頼まれた分のバラ30枚、
あわせて50枚を購入した。
お婆さんの前に、買ってきた50枚を差し出し、
「じゃ、ここから30枚(3袋)取って」と言った。
お婆さんは、「私はどれでもいいよ」と言いましたが、
私は、「お婆さんが好きなのを取ってよ」と言い、
中から30枚(3袋)を取ってもらった。
年が明けると、お婆さんから電話があった。
雑煮でも食べに来いという電話だろうと思った。
すると、「おかげさまで宝くじが当たったよ」と。
「えっ⁉」
「いくら当たったの?」と私は聞いた。
お婆さんが「100万円だよ」と言った。
私は「良かったね」と苦笑した。
当たりくじを買ってきたのは私だ。
だが、それを手にしたのはお婆さんだ。
私は、運が良いのか、悪いのか。
でも、日頃お世話になっているお婆さんに、
幸運をもたらしたということで、
私は運が良かったということしようと思った。